おはようございます。
Amazon primeで読める発達障害系の本は大体読み終わりました。
元々Amazonの送料無料用に契約していたのに、primeビデオやkindleまで読めて大変満足でした。
月額980円のkindle unlimitedのサブスクを入れればかなり読める数が増えるので、どうしようか検討しています。
同程度のサービスで言うと、YouTubeの有料モードも気になります。YouTubeの広告が鬱陶しくて仕方ないからです。
では本の紹介いきましょう。講師業をされている方が書いた本なので、すっきりとして読みやすかったです。
発達障害当事者&HSPの著者が書いた対策本
著者は50代女性で、企業や個人向けの研修講師として活躍されている方です。
周囲からは『できる人』と思われており、実際仕事は上手くいっていて、配偶者との関係も良好。
しかし、見えない所では非常に苦労されており、周りの人が難なく出来る事でも人並みにこなすのに数倍の努力を必要とすると
書かれています。
ある時、NHKの発達障害特集のTV番組を見て、あまりにも当てはまる所が多いことから精神科を受診→心理検査を経て
発達障害(ADHD,ASD)の診断を受けたとのこと。
加えて、HSP(Highly senshitive person)でもあると書かれています。
HSP(子どもはHSC) 敏感すぎる人 診断テストと対処法 心理カウンセリングは電話、Skypeも可 (npo-jisedai.org)
HSPと発達障害の違い
HSPという言葉は最近流行っていますが、正式な医学用語ではありません。つまりHSPという診断名は存在しません。
精神障害や精神疾患ではないということです。
一応提唱したのはアメリカの精神科医のアーロン博士という方のようですが…
私が知っているのはHSPが医学用語ではないというところまでです。精神科の医療従事者はこの言葉を使いません。
初診で来る患者さんでHSPなんです…と話される方はたまにいらっしゃいます。
私個人の感想で言えば、HSPという言葉は好きではありません。
医学用語ではないのに使う事に対して抵抗があるからです。
ただHSPという概念が何なのか、どういう人の事を指すのか知りたかったので、この本を読みました。
HSPにも大きく分けて4つの分類があるようです。
【HSS型HSPとは】矛盾に苦しむ・・・社交的で刺激を求めるのに傷つきやすい人 | COE LOG (chuden.jp)
無理やり自分を上の表に当てはめるなら、HSS型HSE?という型のようです。
ちなみに発達障害のADHD(注意欠陥多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム障害)はDSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版)
にも載っているれっきとした精神障害です。診断名が付き、治療やカウンセリングの対象になり、精神障害者福祉手帳を取るうえでも必要です。
DSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版)とは?主な内容、診断基準としての使われ方、診断後に受けられる治療・支援を解説します | LITALICO仕事ナビ (snabi.jp)
著者なりの対策たち
この本は1~8章まであるんですが、1~3章は障害とHSPについての紹介、4~8章は対策の話が書かれています。
ざっと紹介されている対策を書いておくと、
★計画・管理→1時間前に到着するつもりで予定を立てる・ルートを調べる。部屋の時計をデジタルに変える
最初に重要な仕事道具から準備する。重要部から細部にかけて明確にする。付箋にタスクを書き出し、大きなボードに貼る。
順序を明確にして、視覚化する。全体像から見る癖をつける。ビジュアル化する。ゆとりをもったスケジュールにする。
チームの役割・ポジションが適正か見直す。ホワイトボードにマグネットと付箋を付ける。マグネットの色で緊急度を判別。
★整理・理解→説明や指示は、目で見て分かりやすいものを用意してもらう。マニュアルや流れが分かる資料を。
手元に残せないものは、許可を取ったうえで写真を撮らせてもらう。メモ帳は1つにまとめ、手近な紙に安易にメモしない。
スマホのノート機能、アプリを利用する。自分専用の電話メモ、業務メモの定型を作っておく。
持ち物は軽さを基準に選ぶ。外出必須アイテムは、メッシュバッグなどで見えるようにする。
時々自分の考えをまとめる時間を持つ。考えをアウトプットする習慣を持つ。面白話や体験談、芸の持ちネタを用意しておく。
不得意分野からは離れる。自分を活かせるフィールドで生きていく。特性に偏りがあることを周囲に理解してもらう。
★作業・集中→上司からの指示は、1つずつにしてもらう。ボイスメモや音声メモアプリを使用する。
作業中の声掛けは控えてもらうよう周囲に伝えておく。100%を目指さず、70%程度で十分とする
自分のやり方で仕事をさせてもらえないか相談する。変更することはメリット・デメリットを挙げて理屈で納得する。
3分だけやってみようという気持ちでハードルを下げる。コツコツやるタイプは目指さない。
重要度と負担度を意識してみる。相手に指示や説明に入る前に一言添えてもらう。
1時間ごとにアラームを鳴らし、時間間隔を鍛える。聴覚過敏対策グッズを使う。肌触りのよい服を着る。
まだあるのですが、出勤時間が迫っているのでここまでにします。
ざっと箇条書きにしてもすぐ使えて有用そうなものが多いです。
ADHDの人は聴覚から入る情報を頭にとどめておくのが苦手なので、積極的に視覚化し、メールやメモなど
証拠が残って見返せるようにするのは非常に重要です。
Amazonprimeに入っている方はこの本を無料で読めますので、興味のある方はぜひご一読を。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
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