こんばんは。
今日もスマホから投稿してますので悪しからず。
タイトルにピンと来た方は私と趣味が合うと思います。
私の大好きな新海誠監督の2作目の劇場版作品の名前をパクりました(正式には『向こう』は全て平仮名。監督すいません)
昨日から富山県に来ており、今日は朝4時台から活動していました。眠いです。
今回の旅行は、友人と2人で去年から計画していた立山登山を成功させるためにやって来ています。
この計画は2度目の実行で、1度目は諸事情で延期になりました。
しかし非情にも台風15号の影響で連休初日から大雨、今朝も強めの雨が続いていました。
今回の旅行が流れると諸々の都合で次はないと思っていたので、行ける所まで行こうという決断をして決行しました。
早朝から車で立山駅に向かい、朝一発目、6:40の切符を用意してケーブルカーと長距離バスに乗り込みます。
最も恐れていた交通機関の運休は避けられたので一安心。
立山へはマイカー規制があり、このケーブルカーとバス以外では登ることができません。
ケーブルカーは高度500mを7分、バスは1500mを約1時間で登っていきます。
無事室堂(むろどう)駅までたどり着くことが出来ました。
怖い話に出てきそうなキャラクターと共に標高が書いてあります。2450m。
一般的に、高度が100m上がる毎に気温は0.6℃下がると言われています。
2450mだと単純計算で地上より12.5℃程寒いことになります。
この日地上は26℃前後、室堂は10~11℃。
大体合ってますね。
室堂駅を出ると、室堂平という高原みたいな場所に出ます。ここから今回の目的、雄山を目指します。
森林限界の影響で高い木はなく、高山植物がうっそうと生えています。
森林限界とは高度や気候が原因で背の高い植物が生えなくなる境目のことです。詳しくはググってください。
雲(ガス)がひどく、登りの最初は雲の中を突っ切りながら進んでいきました。
雲の中に入ると、5~10m先の視界が何も見えなくなります。霧雨のような細かい水の滴が漂っており、雨の日とは違った独特の匂いがします。
(ものすごく薄めたプロパンガスみたいな匂い)
しばらく登っていくと、雲の外に出て晴れてきました。
見渡す限りの絶景が目の前に広がります。
写真でもそれなりに綺麗ですが、目の前で見るとより神秘的に見えました。
そのまま舗装された道を進み、2700mの所にある一の越小屋まで一気に歩を進めます。
ここが高度2700m。雲の上に出て雲海が見えます。しかしまだ上にも雲があるという不思議な場所です。
奧に氷河?が広がっており、雪が広範囲に残っていました。
立山は日本で唯一氷河が残っている山で、約1500年前の氷が溶けずに現存しているそうです。
ここは一番奥で、手前に小屋があります。
人混みで混雑してたので入らず。
外のベンチで休んで頂上を目指すことにしました。
2700mより上はこんな感じ。
植物は苔、シダ植物、ハイマツ(みどり色の広がってるやつ)位で、後は岩場がずっと続いています。
頂上は3015mなので直線距離で300mほど。
数字だけ聞くと簡単そうですが、2700~3000mの岩場が最もしんどかったです。
不揃いの岩の間を登り、滑ったら一発で死ぬような場所も沢山ありました。
ここまで来てアドレナリン全開だったので、1時間ほどかけて登頂。
頂上には石碑、円盤、頂上神社、お守りとか売ってる社殿、有料トイレがありました。
高度は2991~3015m。
頂上の神社は有料で願掛け的なことをしてくれます。700円だったかな?並んでて高かったのでやめました。宮司さんと一緒に万歳で願掛けするっぽい。
写真は先端部分。人が映らないように撮りました。
雲海が綺麗に見えます。
ここより先は既に登頂した人達でごった返しており、混雑していました。
高度3000mまで来て人混みで過ごしたくないので、一休みして下山することに。
登りもきつかったですが、真の難所は下りルートでした。
今登ってきたばかりの岩場を、きつい傾斜の中滑ったら一発アウトの崖を見ながらちょっとずつ下ることになります。
高いところが平気だと思ってた私でもかなりの恐怖を感じます。強風にも煽られるのでマジで怖いです。
2700mの小屋まで下りるだけで1時間程かかりました。体力&メンタルもここで一気に削られます。
あまりにもしんどいので3000m~2700m間の写真は1枚も撮りませんでした。
ここで膝が限界を迎えたので休憩。
登山の下りルートは爪先と膝が死にます。
休むと体力は戻りますが、膝が良くならないのでさっさと室堂平まで戻ることに。
結局登頂まで3時間、下りも休憩含めて2時間程かかりました。
平均タイムは4時間だそうですが、誰もケガ無しで登頂から下山まで行けたのでよし。
みくりが池の方まで行きたかったんですが、ケーブルカ-の時間的に厳しいので無しに。
そのまま下山してレストランでご飯食べて帰ってきました。
最後に食べたチキンカレーが人生最高レベルに旨かったです。
その辺で売ってるレトルトカレーに鶏肉入れただけかと思ってたら、ちゃんと煮込んで作ってて美味しかった…
下山してびっくりした事が2つ。
顔と手がひどい日焼けで真っ赤でした。
高度が上がるほど紫外線を浴びるからなのか?
そしてもう一つ。
外は朝と同じレベルの雨がずっと降り続いていたのです。
山の上が晴れてたのでてっきり下界も晴れてると思ってました。
ラピュタの竜の巣の中みたいな。
驚かされると同時に勉強になりました。
同行してくれた友人と、晴れてくれた山に感謝。
山登りはとにかく登ってる時はキツイですが、登頂時の達成感は何物にも代えがたい&自己肯定感爆上がりするので歩けなくなるまで続けたいです。
スマホにしては気合い入れて書いてしまいました。
昨日書いてる途中で寝ちゃったので日曜朝投稿します(笑)
ではでは。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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