ADHDと勉強

看護

こんにちは。

今日は勉強について書いてみます。

勉強は「ぜいたく」だった

最初に言っておくと、私はいわゆる「お勉強」が嫌いでした。

「お勉強」とはどういうことというと、義務教育~受験までの「やらされる勉強」のことです。

日本には義務教育があるので、小学校・中学校は必ず通わなくてはなりません。

お世辞にも頭のいい方ではなかったため、大してほめられることもなく、むしろ苦痛を感じながら毎日席に座って授業を受けていました。

幸い友達には恵まれたので、友達に会ってゲームや漫画、TVの話をしたり、昼休みや放課後に遊ぶために仕方なく通っている。そんな感じでした。

小学校の勉強には何とかついていけましたが、中学からはいきなりハードルは上がるわ、授業の進みは早いわでまったく付いていけなくなりました。

中学校はめちゃくちゃ成績が悪くても出席日数さえ足りていれば卒業できるのでなんとか卒業だけはしましたが、高校はいわゆる「バカ高校」に進んだのです。

高校も例にもれず大して勉強しないまま卒業したんですが、あれから十数年経った今振り返ると、小学校5,6年くらいのタイミングからでもきっちり勉強しておけばよかったなあと思っています。

ある日、「林先生が驚く初耳学」というTV番組を観ていた時、人気予備校講師の林修先生が、こんな話をしました。

「嫌なら辞めなさい。勉強は贅沢なんだから。世界中には勉強したくても家が貧しく、働かなければならない子もたくさんいる。にも関わらず目の前の学生は両親が面倒を見てくれて、
学校に行かせてくれるだけではなく、高い塾の授業料まで払ってくれるという恵まれた環境にいる。それなのにやる気にならない。自分がいかに恵まれているかも分からない人間が勉強したって意味ないでしょう。だったらもう辞めなさい。」

これを観た時はわりと衝撃を受けたというか、親にお金を払ってもらったあげく、ドブに捨てるような使い方をしてしまったな、と反省したのを覚えています。

大人になった今思う事としては、いわゆる「お勉強」のやる気が出ないにせよ、せめて興味がある分野の本を読んでみるとか、高学歴が狙えなくても将来の選択肢が広がるような資格の勉強でもしておけばよかったなあ、ということ。

若いころの反省、勉強のしなおし

若いころの反省もあり、20代後半からは自分のキャリアプランに役立ちそうな情報を調べてみたり、資格取得を進めています。

そりゃあ小さいころから真面目に過ごしてきた人たちには敵いませんが、自画自賛ながら昔の自分からしたらずいぶん成長したと思います。

別に他人と比べてどうこうという話でもないので、自分で立てた目標に向かって淡々と進めている、という感じ。山登りする時の感覚と近いかもしれません。

あまり風景に変化もないですが、それでも少しずつ、確実に頂上に向かって歩き続けるようにしています。

私の少ない経験から言うと、結論何をするにもある程度の「勉強」は必要です。日本で暮らすなら平仮名、カタカナ、漢字の読み書きは必須ですし、四則演算ができないと何するにも時間がかかります。

「勉強ができなくても人生なんとかなる」ということを言う人がいます。それは程度の話で、そりゃ微分積分やビジネス英語ができなくても生きてはいけます。

私から言わせれば、勉強はできたほうがいいし、社会生活を送るうえで必要な最低ラインの勉強、知識は必要だと考えます。

ただ、勉強にも色々あります。狭義の「勉強」は国語数学理科社会のような決められた科目について教科書や指導要領に沿って学ぶもの。

広義の「勉強」はゲームの攻略情報を調べる、工作をして棚を作る、自分の考えを人に話して議論してみる、みたいなものも含まれると考えています。

狭義の「勉強」が原因で何かを学ぶことそのものが嫌になるのはもったいないです。大人になると中高で使うような教科の勉強をしろと言われることはありませんが、仕事で使う知識は学ぶ必要があります

他にも、何かを調べる、整理分類する、得た情報を必要に応じて組み立てる、人前でわかりやすく伝える、といった能力が求められるようになります。

こういうことは学校の授業で「調べものをするための勉強」「人前でスピーチをするための勉強」といった形で学ぶことはほとんどありません(進学校や大学レベルならやるかも)。

ですが、学校の授業で学ばなくても、学校生活の中や、社会生活の中で意識しながら過ごせば、習得することが出来ると思っています。

ちょっとした工夫で、日常生活に学びを取り入れる

「勉強」は大人になってからでも十分できますし、何歳からでも遅いという事はないと思っています。

そりゃ若いころに比べたら習得速度や定着率は悪いですが、今更過去に戻れるわけでもないので、今の自分のペースで進めるのがいいでしょう。

私のように若いころパッパラパーだった人でも、子供向けの優しい本から読むとか、今だったら分からない事はAIに聞いてみて、わかりやすく解説してもらうなんてことも可能です。

Google検索、Googleマップ、ChatGPTあたりは無料で使えるのに非常に優秀なアプリなので、ぜひ使い倒してみてください。

あとは紙とペン。アナログですが自分で書いてみるのはとても大事です。文字や図、表にして自分でわかるレベル、やり方に落とし込むのが大切です。

パソコンが得意な人ならワードやエクセルでデータ化するのもいいですね。

私もこのブログで自分の考えをあーでもない、こーでもないと書いてみる事で頭の整理になっている部分もあります。

というわけで、今日は「勉強」について書いてみました。それでは。

ここまで読んで下さりありがとうございました。

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