退職後の手続きを解説します。年金/保険切り替え/失業保険/傷病給付金のもらい方。

看護

こんばんは。Kです。

私は1年の中でこの梅雨の時期が最も苦手です。

高温多湿、蒸し暑いのが苦手なのです。

チンチラの住むアンデス山脈のように、涼しくて乾燥していて、高い所が好きです。

雨だと気軽に外も行けないし、困ったものですね。

休みの日も自宅にいる時間が増えそうなので、ちまちま作業でもして過ごそうと思います。

では本題行きましょう。

退職後の手続きですね。

健康保険加入の手続き

国民年金加入の手続き

住民税の手続き

失業手当or傷病給付金の手続き

主にこの5つがあります。文字を見るだけでめんどくさくなってきますね!

①②からいきましょう。

必要なもの:身分証明書(免許証、マイナンバーカードなど)/退職日が確認できる書類(資格喪失証明書、退職証明書)/印鑑/健康保険資格喪失証明書

退職関係の書類は退職した職場から自宅に送ってくれます。

2~3週間かかるので気を付けましょう。1カ月以上来ない場合は職場に電話して聞いてみて下さい。

まず、年金と健康保険の手続きは退職日翌日から14日以内に行わなければいけません。

正規雇用で社会保険に加入した後に退職すると、会社側は社会保険の脱退手続きをします。

退職するときに保険証返しますよね?あれがそうです。

保険証を返したら基本的に病院にはかかれなくなります

または医療費10割負担=全額自己負担になります。

今は保険証がないと受診自体できない病院の方が多いかもしれません。

歯医者さんとか病院行くと初診時、月またぎの受診時に「保険証見せてください」と言われますよね?

保険証は日本で医療を受けたり、身分証明にも必要なので、早急に手続きを行う必要があります。

退職すると、会社側から健康保険資格喪失証明書が送られてきます。

こういうのです。

もらったら、必要事項を記入して、最寄りの役所へもっていきましょう。

窓口で「先日退職して保険証を返却したので、国民健康保険に切り替えをお願いします。」

と伝えてください。健康保険資格喪失証明書も渡します。これが無いと切り替えできません

すると役所の人は国民健康保険の手続きをして、新しい保険証を作ってくれます。

年金も国民年金に切り替えますか?」と言われるので、一緒にやってもらいましょう。

ちなみに退職時点で次の職場が決まっていて、

すぐに入社予定の方は保険証も年金も切り替えなくて大丈夫です。

転職先で再度社会保険に加入することになるので、そこで保険証と厚生年金の手続きをしてくれます。

退職→転職までの間がしばらく空いていて受診予定もある場合

この場合は保険証がないと受診できないので国民保険証に切り替えてください。

転職すると再度社会保険に切り替わるので手間ですが、やらないと病院に行けなくなってしまいます。

保険証と国民年金の切り替えは役所が空いていれば30分もかかりません

役所は基本9-17時で空いているので早めに行きましょう。結構並びます。

国民健康保険証&国民年金に切り替えてから再就職が決ま、再度社会保険に加入した場合

あなたはもう一度役所に行く必要があります。

国民保険証の返却国民年金の停止をかけないといけないからです。

この手続きをしないと給料から社会保険料を引かれているのに国民年金も二重払いになります。

毎月18000円くらい取られるので新しい勤め先に入ったら速攻で役所に行ってくださいね。

退職後の最低限の手続きとしてはこんなところです。

住民税の手続き

住民税は前年の1月から12月までの1年間の所得に対して課せられる税金です。

退職月が1~5月の場合は退職した月の給料からまとめて天引きされます。

休職していたり欠勤で払えない場合は普通徴収に切り替わるので自分で払うことになります。

まず、退職して1カ月以内に次の職場に就職する場合

この場合は職場で手続きしてくれます。「特別徴収」といって給料から毎月住民税を天引きする

設定にしてくれるのです。あなたの前職の給料明細にも住民税が引かれていたと思います。

退職から1カ月以上次の就職が決まらない場合は「普通徴収」になります。

要は自分で住民税を払いに行くということです。

これは役所から通知が届くので、来たら払いにいけばOKです。

失業手当/傷病給付金のもらい方

今日のメインはこれです。

まずは失業手当のもらい方からいきましょう。

日本は申請主義といって、私たちを助けるさまざまな制度があるのですが、

自分からくださいと言って申請しないとくれません

しかし年金/保険料/税金の支払いは何もしなくても死ぬまで届きます

黙ってぼーっとしていると骨の髄まで搾り取られてしまうのです。申請しましょう。

失業手当をもらうのに必要なもの

雇用保険被保険者離職票1と2/証明写真2枚(たてcm×よこ2.5cm)/

本人名義の普通預金通帳またはキャッシュカード/印鑑/個人番号確認書類

マイナンバーカード、通知カード、個人番号の記載のある住民票のいずれか1つ)

身分証明書免許証、マイナンバーカードなど)

意外とたくさんあります。確認してから持っていきましょう。

失業手当をもらう場所

居住地管轄のハローワークです。

寮に住んでたけど仕事辞めて実家に帰ってきた人なんかは注意が必要です。

今住んでいる場所の管轄のハローワークに行きましょう。

失業給付を受け取れる条件は、「失業状態にあること

退職日以前の2年間に雇用保険加入期間が通算12カ月以上あること自己都合退職の場合)」

または「退職日以前の2年間に雇用保険加入期間が6ヶ月以上事業主都合退職正当な理由のある自己都合退職の場合」

ハローワークに求職の申し込みをしていること」の3点

つまり前の職場で1年以上勤めていて、今仕事してなくてハロワ行った人です。

または、前の職場で半年以上勤めていて会社都合で辞めさせられたり特定の理由※に当てはまる人

特定の理由とは、以下のようなもの

  • 有期労働契約の更新を希望したが、認められず離職した人
  • 出産や育児により離職し、受給期間の延長措置を受けた人
  • 父・母の扶養や介護など、家庭事情の急変により離職した人
  • 配偶者や扶養親族と別居生活を続けることが困難になり離職した人
  • 特定の理由で、通勤が困難になり離職した人
  • 企業の人員整理などで、希望退職者の募集に応じて離職した人

前の仕事メンタル崩して3カ月で辞めちゃったんだけど・・・という人はもらえません。ここ大事。

そういう方は傷病給付金に切り替えましょう。

さらに、自己都合退職の場合は、失業手当を申請してから給付まで最短で3カ月と7

かかります。この3カ月と7日は「給付制限(3カ月)」と7日間(待機期間)と言います。

難しいことはええんじゃ!っていうあなたは飛ばしてください。

会社都合や特定理由に当てはまる人約1カ月でもらえます。

傷病給付金

正確には傷病手当金と言います。前提として被保険者しかもらえません

基本は在職中に働けなくなってから申請してもらうものなので、仕事を辞める前に職場に申請してください。

退職をすると健康保険の被保険者の資格を喪失してしまいますが、一定の要件を満たした場合は、退職後も支給開始から1年6か月を限度に傷病手当金が支給されます。

要するに仕事辞めちゃってももらえる可能性はあります。

条件としては

資格を喪失した日の前日までに引き続き1年以上被保険者であったこと

資格を喪失した際に傷病手当金の支給を受けていた、又は受けられる状態であることです。

正直、傷病給付金をもらう前に職場を辞めてしまうと手続きがややこしい※です。

傷病給付金をもらえる状態だったけど先に職場をやめてしまった場合は、お近くの社会保険労務士事務所に問い合わせしてください。

在職中の方は指定の用紙被保険者(自分)/職場/医療者(心療内科や精神科)の記入

があり、医師の診断書があれば傷病手当をもらうことができます。

指定の用紙はhttps://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3040/r139/

ここからダウンロードして印刷してください。職場でもらえる場合は職場で印刷したものをもらいましょう。

手当をもらえる条件

業務外の病気やケガで療養中であること。

療養のための労務不能※であること

※被保険者が今まで従事している業務ができない状態のことで、労務不能であるか否かは、医師の意見及び被保険者の業務内容やその他の諸条件を考慮して判断

要するに心療内科や精神科であなたは働けませんの診断書があればOKです。

4日以上仕事を休んでいること

調子悪いのに無理やり出勤してるともらえませんわざとでもいいので休みましょう

給与の支払いがないこと

公務員とかで休職中も給料が出るような場合はもらえません。注意。

給与が一部だけ支給されている場合は、傷病手当金から給与支給分を減額して支給されます。

もらえる期間は最初に支給された日から最大18カ月です。1年半。

以上の条件に当てはまっていれば後は用紙に必要なことを書いて職場に提出するだけです。

用紙印刷自分で書かないといけない部分を記入

病院でかかりつけ医に記入してもらう&診断書

をもらう職場に提出すれば約2~3か月後にはあなたの口座に手当が振り込まれます。

もらえる金額は基本給の約6割です。

今回は割と淡々と手続きについて書いてみました。

正直ググればもっと詳細に書いてあるサイトはいくらでもあるのですが…

ざっくり退職後の手続きに必要なことを5~10分で読める範囲でまとめてみました。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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