ADHDの自分との付き合い方

看護

こんにちは。

プロフィールにも書いていますが、私はADHD(注意欠陥多動性障害)と呼ばれる発達障害を持っています。

過去の記事にも何回か書いているので、ADHDとは?ということが気になる方は読んでみて下さい。

ざっくり言うと生まれつきの脳のクセみたいなものです。ADHDの場合は衝動性・多動性・不注意という3つの特性をもつのが特徴です。

発達障害は100人いれば100通りの症状があります。全体的な傾向はありますが、ADHDだからこうだ、と言い切るのは難しいというか、無理だと思います。

よく、わかりやすい例えで使われるのが、ドラえもんのジャイアンは衝動型のADHD,のび太は不注意型のADHDというやつです。

多動型は椅子にじっと座っていられない・いつもソワソワと落ち着かないなどの特徴があります。

ADHDの診断は精神科で受けるんですが、自分が〇〇型ADHDです、とは言われません。

まずADHDという診断があって、その中でも衝動性が強いようだ、とか、不注意と衝動性の両方の特性が強い、みたいな言い方をされます。

詳しく自分の特性を知るには、心理士さんが行う心理検査を受ける必要があります。

私も3~4種類受けました。プロの心理士さんの仕事は本当にすごいです。自分でも知らなかった内面や考え方のクセなんかをレポートにしてもらえます

そのレポートを見る限り、どうやら私は不注意強め+衝動性も多動性もある混合タイプのようでした。

自分がADHDだと診断されたのは20代後半で、それまでは自分が障害持ちだとは全く思ってもいませんでした。

障害と言うと、身体障害、もしくは知的障害のイメージしかなかったからです。実際発達障害と言う言葉自体かなり新しい概念です。

通っていた小学校の隣が養護学校(今でいう特別支援学校)だったので、障害のある人たちは別の所へ

診断されてしばらくは落ち込んだり、「なんで自分は普通じゃないんだ」とぶつけようのない怒りを覚えたりもしました。

私自身はかなりどんくさいというか、要領が悪いタイプです。ルックスも微妙ですし、勉強も苦手、運動も好きではありません。

ただ人付き合い自体は好きな方だったので、幸い友人には恵まれました。誘われて運動部に入ったり、色んな遊びをしたおかげで楽しく過ごしてきました。

学校の勉強はいつもギリギリでしたが、落第や留年したことはありません。親にお金を出してもらい大学まで行かせてもらう事も出来ました。

社会に出てからは仕事についていけないことが多く、かなり挫折を味わいました(今もですが)

ADHDと診断されて、もう数年経ちます。

今はずいぶん穏やかな気持ちで毎日過ごすことができています。

思えば、診断されてしばらくは自分ではどうしようもないことに苛立ちを感じていたような気がします

そこから徐々に「考えても無駄なことで悩むのはやめよう」という結論にたどり着き、落ち着いて過ごせるようになりました。

これまでは自分の能力を超えて周りに合わせたり、無理してストレスを抱えていたことに気づきました。

昔なら嫌味を言われた時もぐっとこらえてましたが、今は言い返すようになりましたし、向いてない事は極力やりません

礼儀やマナーは守るようにしていますが、「常識」「当たり前」といった名目で何かを押し付けられることには堂々と「NO」を突き付けることにしたのです。

嫌々人と会ったり付き合うのは一切やめて、SNSも変な人は即ミュートやブロックするようになりました。こっちの方が快適です。

いきなり殴りかかってくる人、いちゃもんを付けてくるような人に毎回まともに対応していたらこっちが壊れてしまいます。社会は思った以上にヤバイ人だらけです。

ただ、人生嫌なこと、嫌な人ばかりでもありません。何だかんだ大人になってからも友達はできます。結婚もできました。仕事をやめても働く所はあります。

借金や病気もないし、十分幸福じゃないかと思えるようになりました。この心境に至るまで10年近くかかりましたが。(笑)

まだ人生長いので、関わってくれる人とwin-winな関係を築けるよう心掛けます。

この弱小ブログを見て下さる方にも有益な内容にしていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

それでは。

ここまで読んで下さりありがとうございました。

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