こんにちは。4日間更新せず過ぎてしまいました。すいませんでした。
インフルエンザの後遺症で咳が止まらず(咳喘息?)、腰は腰で精密検査になってしまい、おそらく椎間板ヘルニアになってしまいました。
止まらない咳と腰の激痛でだいぶメンタルがやられています。
ということで?今日は病気についてお話しようと思います。
疾患と障害の違い
みなさんは、病気と障害の違いを知っていますか?病気のことは、正確には疾患(しっかん)と呼びます。意味は同じです。
疾患と障害の最大の違いは、疾患は治療により治る可能性がありますが、障害は治らないことです。
疾患とはなにかというと、わかりやすいもので言えば風邪、胃腸炎、骨折など。
風邪や胃腸炎は大抵が感染症で、菌、もしくはウイルスが体に感染して起こります。骨折は外傷によって骨が折れてしまう事ですね。
感染症の場合、原因となる菌やウイルスを自己免疫、または薬でやっつけると症状は良くなります。骨折も自然に骨がくっつきますし、固定する方法もあります。
しかし、障害の場合は治すことができません。
障害とは、精神や身体の器官が、なんらかの原因(先天的(生まれつき)な原因、または病気や怪我など)で、本来の機能を果たすことが出来ない事や状態のことを言います。
例えば、生まれつき右腕がなかったら、治しようがないですよね。右腕は生えてこないし、あとから他人の手をくっつけることもできません。
身体欠損の場合は義手や義足がありますが、あれらはあくまでも失った機能を補助するためのもので、治療とは異なります。
手や足の欠損といった身体障害の場合、見た目で障害がはっきりわかるので、周りも配慮しやすいです。
しかし、これが目に見えない障害の場合、周囲の理解を得るのは一気に難しくなります。
同じ身体傷害でも、たとえば透析の場合、見た目はその辺の人と変わりません。手足も問題なく動くし、食事・運動も出来ます。
ただし、透析患者さんは腎臓の機能が極端に落ちている状態なので、厳しい飲水・食事制限があります。また、おしっこも出ません。
これらはぱっと見では分からないので、周りの人に障害をわかってもらうためには説明が必要になります。
疾患と障害の違いはなんとなくわかっていただけたでしょうか。
次に、精神障害と発達障害についてお話します。
精神障害と発達障害について
精神障害とは、精神疾患のため精神機能の障害が生じ、日常生活や社会参加に困難をきたしている状態を指します。
精神障害 障害特性|ハートシティ東京 (tokyo.lg.jp)より引用
精神疾患とは、統合失調症・うつ病・躁うつ病・パニック障害・依存症・認知症・パーソナリティー障害などのことです。
疾患と書いてあるので治るのかと思われそうですが、精神系の疾患は基本的に完治(治る)という考え方はしません。
精神疾患は、寛解(かんかい)と再燃(さいねん)を繰り返すことが特徴です。
寛解とは、症状の一時的な緩和、もしくは消えている状態のことを指します。再燃とは、寛解したあとに同じ疾患を繰り返し発症してしまうことです。
たとえば、うつ病なら仕事などのストレス要因から離れて体調を整えることで一旦は気分の落ち込みがなくなって症状が落ち着きます。これが寛解状態。
しかし、再び働き始めるとストレスによってうつ病の症状が繰り返し起こることがあります。これが再燃です。
うつ病は強いストレスや不規則な生活習慣によって発症してしまう事もありますが、元々ストレスに弱い気質の人もなりやすいと言われています。
統合失調症は確率的に100人に1人は発症すると言われてますから、そんなに珍しい病気ではありません。
他にも育った環境や遺伝など、複数の要因が重なって発症するので、これが原因!と言うことを見つけるのは難しいのです。
精神障害に関しては、とにかく早期発見・早期治療につなげることが大切です。
次に、発達障害について。私は、発達障害はもっとも理解されにくい障害だと思っています。
身体的には健康そのもの、精神的には気分の落ち込みもない・幻覚・幻聴もない・特定の場面で動悸がすることもないため、症状がわかりにくいからです。
発達障害は先天性の脳の機能障害が主な原因ですから、一生障害と付き合っていくことが生まれつき決まっています。
身体障害の場合は先天性の場合生まれつきですが、事故や疾患が原因で後天的に身体障害になる人もいます。
精神障害は幼少期の生育環境などを含めれば、ほぼ生まれつきに近い時期から発症してしまう人もいるでしょう。
うつ病などの精神疾患はいじめ・過労・パワハラなど、後天的になるケースが多いです。
子供の発達障害の場合、発達の遅れや他の子と違う行動やこだわりを見せるので大人より気づきやすいです。
大人の発達障害の場合は、私のように発達障害と気づかないまま過ごしてきたケースがとても多いです。
子供のころは人より忘れっぽい、おっちょこちょい、どんくさい、ちょっと変わってる位の認識で何とかやりすごしてきた。
でも、大人になるとミスが多い、時間や約束を守れない、整理整頓ができない、協調性がないと言われ生きづらくなってしまった。
こんな感じの患者さんがとても多いですね。それらの指摘がきっかけで精神科を受診、検査の結果発達障害がわかった、という流れになります。
ADHDの場合は何種類か薬がありますが、LD(学習障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)の薬はありません。
私はADHDの薬はほとんど全種類試しました。しかし、どれも副作用がひどくて飲み続けるのは難しかったです。
薬がダメとなると、後は生活習慣の見直し、人の力を借りる、特性に合わせて工夫して生きていくしかないのです。
まとめ・障害を説明するのは難しい
さて、疾患と障害の違いはお分かりいただけましたでしょうか。
私が持っている発達障害は治らない・分かりづらい・説明も難しいと3拍子揃っていて非常にメンドクサイのです。
障害を打ち明けないと色々なところでやらかすポンコツ扱いですし、オープンにするにしても目に見えない障害なので、どこをどうすればマシになるのか対応が難しいのです。
生まれつき障害と付き合ってきたので、自分がどういう場面でミスや不適応を起こしやすいかはある程度理解していますが、必ずその場面でやらかすわけではありません。
例えばレジ打ちの場面で、お客さんが1人ならミスなくこなせますが、忙しい時で周りが騒がしい・かつレジ打ち中に別の人に話しかけられた、なんて場面だとミスりやすいです。
じゃあ職場に配慮してもらって、空いてるレジなら全く間違えないかというとそうでもありません。家のカギをきちんと閉めたか忘れていて、そのことがずっと頭に残ってると気になってミスする、なんてこともあります。
上手くいく時は全く問題ないけど、「ついうっかり」のミスが非常に多い。でもいつ「うっかりミス」が発動するかは分からない。そんな感じです。
ADHDをモノに例えると、部品交換不可・読み込みが遅くてめちゃくちゃフリーズや再起動が多いパソコン、ですかね。こんなパソコンは嫌だ。
このパソコンを上手に使うには、同時に作業しない・重い動作をさせない・不要なソフトは消す・こまめにデータ保存するといった工夫が必要になります。
これらを人間用にすれば、ADHD対策になります。シングルタスクにする・負荷の高い作業は分割・やることは最小限に・メモやデータ保存はマメにする、となります。
最後に、障害を持った人が一番やってはいけないことだけ書いて、終わりにします。
一番やってはいけないこと、それは「障害と向き合わず、対策を放棄すること」です。
「俺は障害があるから何をやってもダメだ」「他の人より何倍も苦労してようやく人並みになるなんて、やってられない」という気持ちで、対策を放棄する。
こうなってしまうと、症状は平行線どころか悪化していきます。
障害があるのはもうどうしようもないことなので、他人と比較せず、自分なりに何ができるかを考える必要があります。
同じ発達障害のADHDであっても、症状は100人いれば100通りあります。自分に合わせてオーダーメイドの対策をしなければいけません。
今はネットでも色々な対策が載ってますし、専門機関にいけばアドバイスももらえます。本を読むのも効果的です。
とにかく、障害から目を背けない・諦めない・対策を考える。この3つをやりましょう。以上です。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
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