ADHDと残業エピソード

看護

こんにちは。今日は今まで経験した残業エピソードをお話します。

残業エピソード紹介

皆さんは、残業をしたことがありますか?

っていうか、社会人になって1時間も残業(サービス残業含む)をしたことない人って、いるんでしょうか?

私も正確に計った事はことはありませんが、サビ残(サービス残業)込みだと最高で100時間残業したことがあります

1日8時間×週5日働くと、1週間に40時間働くことになります。1カ月は4週間ありますから、40×4で160時間というのが一般的なフルタイム勤務の労働時間です。

この1カ月160時間を超えて仕事をすることが残業です。月10時間残業をすると、1カ月の労働時間は160+10=170時間になります。こんな感じで計算していきます。

サービス残業というのは、残業時間に含まれないけど働いていた時間のことです。つまり、労働時間にはカウントされません。

サービス残業の例を挙げると

  • 上司に付けていい残業時間は〇時間までと言われて、もみ消された
  • 朝早く会社に来て準備をする必要があり、その時間は残業にカウントされない
  • 休日出勤したのに、休み扱いになっていた
  • どうみても残業しないと終わらないので会社に残って仕事をしていたが、残業は認められなかった
  • 残業無しの会社ですと説明されていたのに、実際は残業扱いを認めないだけで長時間労働だった
  • 残業届を出そうとしたら社内の雰囲気がピリピリし始めて、出せない空気だった
  • 仕事の成果が出せていないから、労働時間とは認められないと言われた(もう論理がめちゃくちゃ)

などなど。

みなさんもこの中で思い当たることが1個くらいあるんじゃないでしょうか?

私も書いたうちの半分くらいは経験したことがあります特に多いのが前残業(早く会社に来て仕事すること)が労働カウントされないことですね

どう考えても始業2時間前には来ないと終わらない(ギリギリに来てもいいけど始業後が地獄)仕事とかいっぱいありますからね。

労働時間にはカウントしないけど社内清掃が始業30分前に義務付けられてたり。同調圧力で全員1時間前出社なんてのもあります。

残業(サビ残)のやばいところは、そもそも残業代カウントされない(時間が奪われてお金ももらえない)こと、体力・精神力共に持って行かれることなど様々です。

もっと悪どい会社だと、残業手当を持って見せかけの給料を高く設定して求人かけてたりします。こういうところは絶対に入ってはいけません。

みなし残業の悪夢

経験上、みなし残業代が給料に含まれている会社も激ヤバです。みなし残業代とは、最初から〇〇時間分の残業代が給料に含まれている制度のことです。

たとえば、みなし残業代40時間分と書いてあった場合、40時間残業しても給料は変わりません元からその分の残業代が払われていることになっているからです。

みなし残業代がある会社の何がヤバイかというと、こういう会社はほとんどの場合、40時間以上の残業が確定しているからです。

あなたが社長だとして、みなし残業代を付けているのに残業0で社員を帰宅させるでしょうか?いやいや、そうはさせないはずです。

だって、40時間まで残業させても払うお金は変わらないわけです。40時間は黙って残業してくれるんだから、どうせならたくさん働かせた方が得じゃん!と思うんじゃないでしょうか。

みなし残業の会社は経験上100%ブラックでした。これから就職、転職される皆さんは、みなし残業代のある会社には決して入らないことをお勧めします。

残業で命が削られていくことを実感する

人間、残業が増えれば増えるほど、正常な判断力・記憶力・体力などが低下してきます。

私の経験上、残業が月60時間を超えると曜日や時間の感覚がなくなってきます最初に曜日から忘れて、次に何月何日かパッと思い出せなくなり、最後は今何時かわからなくなります

代わりに、仕事のタスクや予定を思い出すことで時間を確認します。お客さん増えたから19時かなーとか、夜勤のバイトさん来たから22時だ、みたいな。

時間感覚の次は、食欲や自分の見た目、生活に関心が無くなってきます。

接客業の場合は最低限ヒゲソリや散髪はしますが、服装や生活習慣はどうでもよくなってきますご飯も油もの、固形物が食べられなくなり、ゼリーや飲み物だけで食事を済ませるようになります。

もちろん掃除や家事をする気力もないので、家はどんどん汚くなります。そして余計に掃除をする気力がなくなります。

友人や彼女との連絡も途絶えがちになります。残業が多いということは、それだけ会社にいる時間が長く、自由な時間がないからです。LINEの返事を返すのもおっくうになります。

これらのことが重なるとどうなるか。あなたの人生そのものがボロボロになります。

毎日仕事で疲れ切って、何も考える余裕がない。夜遅くまで働いているから寝る時間がない。寝る時間がないから疲れが取れない。家事をやる時間も気力もない。人と会うのも面倒・時間がない。

すると、ある日気づいたらずっかり人間関係もなくなり、ただ毎日仕事の為だけに生きるロボットになります。

残業まみれの生活で唯一メリットがあるとしたら、お金が貯まる事です。お金を使う時間も、相手もいないし、欲しいものもなくなるからです。

命のメンテナンスをしよう

まだ多少気力がある時は、休日は心身のメンテナンスに全力を注いでいました。朝からスーパー銭湯に行って、豪遊するのです。

豪遊というか、好きなだけ風呂に入り、マッサージ系の風呂、マッサージ機で体のコリを取って、食堂で好きな物を食べ、お酒を飲み、読みたかった漫画を読みます。

落ち着いたらまた風呂に入り、飲み物を飲みつつ休憩所と漫画コーナーを往復。最後は食堂か外で好きな物を食べてフィニッシュです。

大体これで6000円~8000円ほど。1日楽しく過ごす値段としては悪くないんじゃないでしょうか。

後は、プロのマッサージ店に行ってマッサージを受けるのもおすすめです。いかがわしいお店じゃないですよ。

マッサージ店のプランは大体30分・60分・90分・120分と時間が分かれています。おすすめは60分以上のコースです。

私がマッサージ店に行くときは、めちゃくちゃ疲れてるので大体途中で寝てしまいます。上手い人に当たると即寝落ちします。

マッサージ店を選ぶときは、イケメンとか美人じゃなくて、純粋に技術が上手い人を指名することです。

30分とかの短いコースを選ぶと、新人さんやあまり上手くない人に当たることが多いです。金払いが悪いお客さんはあまりリピートしませんからね。

高いコースにすると、店員さんの対応も丁寧だし、施術も上手です。すぐ寝るのでもったいない気もしますが、その位疲れてると家の布団じゃ寝れなくなってる可能性が高いです。

昔はマッサージ店に行く人ってどんな属性の人なんだろうと思っていましたが、単純に疲れてる人が行くんだなあとしみじみ実感。

逆に疲れてる時に情報量の多いコンテンツはおすすめしません。ゲームセンター・パチンコ屋・テーマパーク・博物館など。

疲れてる時に頭に入ってくる情報を増やすと、頭がおかしくなります。脳が疲れるというか、頭の中がめちゃくちゃになります。

ゲームセンターやパチンコならいつもより勝率が下がるし、テーマパークは音や映像など五感に入る全てが不快に感じます。

脳が疲れてるのを別の情報で上書きしてストレスを解消するタイプの方はいいと思いますが、私のように頭に入る情報は極力減らしたいタイプにはおすすめしません

疲れてる時は家のテレビもパソコンも全部消しますし、スマホも見ません。とにかく無駄な情報を減らして食事・睡眠を取り、ゆっくり本や漫画でも読むのが好きなのです。

まとめ:残業時間と残業代が出るかはきちんと調べよう

まず、あなたがこれから新卒・転職する場合は、転職会議やオープンワークなどのサイトを見て会社の状況を必ず調べてからにしましょう。必ずですよ!

人間関係はぶっちゃけ運要素が強いので、年収もそうですが残業関連の情報はきちんと集めた方がいいです。

もし残業時間が大量・残業代が出ないという書き込みがあったら要注意です。

稼ぎたい方は残業アリ&残業代満額支給の会社を選べば問題ないですが、サービス残業・残業代が出ない・みなし残業代制度があるところはヤバイです。激ヤバと言ってもいい

サビ残、残業代不支給=タダ働き、ではありません。労働契約を結んで他人のために働いてるのに、お金を払わず働かせるのは奴隷労働です。

もしそういう会社に当たってしまったら、すぐに辞めるか異動・転職の準備をした方がいいです。1日1時間のサビ残でも、1年で365時間=15日。10年で3650時間=150日です。

あなたはそれだけの時間を奴隷の雇い主にタダで献上してしまってるわけです。会社はサビ残に感謝することもないし、謝礼もありません。働くならきっちり代価をいただきましょう。

最後に、私の感覚で残業時間別の疲れ方を書いて終わりにします。

・残業月10時間:月20日出勤で1日30分残業の計算。ホワイト企業の残業時間はこんなもん。当たりの会社かもしれない。ラッキー。

・残業月20時間:月20日出勤で1日1時間の残業。大抵の会社の残業時間はこれ。まだまだホワイトの範囲内。このくらいなら稼ぎながら働けそうである。

・残業月30時間:月20日出勤で1日1時間30分の残業。この辺りから「残業してる感」が強くなってくる。家に帰るのが19時、20時を過ぎるようになる。疲れるけど、まだ大丈夫。

・残業月40時間:月20日出勤で1日2時間の残業。残業代が出ないなら辞めたくなってくる。サビ残抜きでこの位の残業がある会社は珍しくない。ライフよりもワーク寄りの人生になりそうだ。

・残業月50時間:月20日出勤で1日2時間30分の残業。定時17:30でも終わるのは20:00。社内の空気がどんよりしている。みんな疲れている。コーヒーとエナジードリンクが主食。転職を考える。

・残業月60時間:月20日出勤で1日3時間の残業。曜日感覚が無くなってくる。表情は真顔が多くなる。皆が返った後の方が仕事捗る。帰宅したら即寝て翌日朝シャワー浴びて出勤。転職を考える。転職サイトに登録。

・残業月70時間:月20日出勤で1日3時間30分の残業。日付の感覚が無くなる。頭の中は仕事のことだけ。先の事が考えられなくなる。家に帰るのもめんどくさい。ただただ眠い。毎日転職サイトを見てまだマシだと我慢する。

・残業月80時間:月20日出勤で1日4時間残業。定時17:30なら終業21:30。時間の感覚が無くなる。帰りたいという気持ちそのものが消える。溜息をつきながら、ただ目の前の仕事を淡々とこなす。疲れた。辞めたい。

・残業月90時間:月20日出勤で1日4時間30分残業。定時17:30なら終業22:00。思考が停止し、考え事そのものができなくなる。感情が消え、怒られても何も感じない。働きすぎて逆に寝れなくなる。辞めよう。

・残業月100時間:月20日出勤で1日5時間残業。仕事中意識が飛ぶ。言葉がとっさに出ない、仕事の効率が極端に下がる。会社や近所のビジネスホテルに泊まる。風呂に入ると気絶して溺れて起きる。もう無理。

こんな感じです。実体験を元にしてみましたが、いかがでしょうか?

まずは全ての企業に対して、きちんと社員が残業した分は賃金払ってくださいと言いたいです。以上。

ここまで読んで下さりありがとうございました。

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