ADHDと障害者雇用の現状③

看護

こんにちは。

昨日書いた記事が好評だったので、今日も障害者雇用ネタでひとつ記事を書いてみます。

履歴書はきちんと書こう

色々あって最近は人事絡みの仕事をすることが多いです。仕事の内の1つに、採用のお仕事があります。

採用と言えば書類選考したり、面接をする仕事だと思われがちですが、実は事務手続きや社内外の調整が多い地味な仕事なのです。

さて、まず書類選考ですが、ダメな書類は1分もかからずに分かります

誤字・脱字・証明写真が貼ってないなどのミスこれらが一番多いです。

就職活動は人生に関わる大事なイベントの1つです。人生がかかっている書類なのに誤字脱字などのミスがある、という時点で評価はダダ下がりです。

会社によっては書類のミスが1つでもあると一発アウトの所もあります。これは採用担当者次第でしょう。

書類のミスがあると何がまずいかというと、ミスそのものではなく、「人生がかかっている書類で見直しもせず、堂々とミスする奴」だと思われることです。

今は履歴書もデジタルが主流ですから、途中で書き間違えても最初から書き直さなくていいはずなのです。

それを堂々と出してくる時点で、採用担当者は「こいつはヤベー奴かも」と思うわけです。

経験則ですが、100枚応募書類が来たら、そのうち3割は何かしら書類の不備が見つかります。

誤字脱字のようなミスだけでなく、履歴書の書き方・職務経歴書の日付がおかしい、志望動機欄がスカスカなど様々です。

今はネットで調べれば履歴書の書き方なんていくらでも載ってますし、テンプレート的な物も無料で手に入ります。

それなのに書類の不備がある、書き方がおかしい書類を送ってくる時点で、だいぶアヤシイな・・・と思うわけです。

裏を返せば、履歴書・職務経歴書をきちんと書くだけで、すぐに応募者の上位50%程度まではランクインできると思います。

最近だと転職エージェントが無料で履歴書の添削までやってくれるサービスもあるようです。

無料で使えるものはぜひ利用しましょう。セルフチェックだと書類の抜け漏れは防げますが、書き方は他の人に見てもらった方がいいです。

応募書類に不備がないのに、全然書類選考が通らない!という人もいると思います。

その場合はいくつか理由がありますが、多いのはネガティブチェックで引っかかるパターンです。

ネガティブチェックとは、要するに企業が要求するスキルや経験にあなたが達しておらず、足切りされているということです。

この場合はいくら手書きで履歴書を綺麗に書こうと、志望動機が立派だろうと不採用になってしまいます。

好条件の求人ばかり応募する人はこのネガティブチェックで足切りされまくって何十社も不採用になることが多いです。

ネガティブチェックで不採用になる場合、手持ちのスキルを増やす、採用されるために必要な業務経験を積む必要があります。

自分のスキルや経験が浅いと思ったら一度条件を落として就活し、入った会社で実務経験を積みつつスキルアップに力を入れた方がいいです。

私も零細企業にいた時は何でも屋のごとくあらゆる雑務をやらされましたが、そのおかげで転職の時有利になりました。

いきなり実務で揉まれてスキルアップするのは体力・メンタル的に厳しいという方は、就労移行支援や職業訓練に通う道もあります。

面接まで来たら、採用まであと一歩

さて、書類選考を無事に通過したら、次は面接です。ここまで来れば採用まで一気に近づきます。

採用担当者もヒマじゃないので、採用する気のない人は面接には呼ばないからです。

何次面接まであるかにもよりますが、多いのは二次面接が最終のパターンです。

一次面接まで進めたらざっくり採用される確率は30~50%、二次面接は60%~はあると思います。

面接では、会社に入る段階から見られていると思ったほうがいいです。

受付や面接官にあった段階でキョロキョロ、オドオドしていると、それだけで大分印象がマイナスになります。

youtubeやネットで調べれば面接対策も沢山載ってますから、事前に確認して練習しておきましょう。

面接では主に書類の内容にウソがないか、質問の受け答えはきちんとしているか、入社後の働き方をちゃんと考えているか等をチェックします。

障害者雇用の場合は、障害特性の理解、整理、対処はできているかといった部分も見られています。

障害者雇用の面接で不採用になってしまう人で多いのは、障害特性の自己理解や自己対処が甘いケースです。

障害者雇用なので合理的配慮はもちろんありますが、配慮してもらって当たり前、という態度や受け答えをすると不採用になりやすいです。

あくまでも対処できるところはできるだけ自身の努力や工夫でカバーすること・会社が提供できる範囲での配慮で働けますよ、ということを説明しましょう。

まとめ:不採用が続く場合は、まず原因を探そう

一般雇用はもちろん、障害者雇用の採用もなかなか狭き門です。しかし、きちんと対策すれば受かる会社は沢山あります。

不採用が続く場合は、何が原因で採用されないのか探して、修正する必要があります。

書類選考でつまづく場合、書類の不備がないかは真っ先にチェックしましょう。書類の書き方はハローワークや転職エージェントに相談するのもいいです。

書類の不備がないのに選考に通らない場合、主に考えられるのは①ネガティブチェックに引っ掛かる、②ブランク・複数回の短期離職の2つです。

①ネガティブチェック企業の要求スペックにあなたが達しておらず、足切りされるパターンです。

この場合は条件を下げて転職→スキルアップ→上方転職を狙いましょう。

②ブランク・複数回の短期離職はそのまんまですね。直近のブランク(無職期間)が1年以上あると、正直転職はかなり厳しいと思った方がいいです。

特に休職中の場合は「就労の準備が整っていない」と判断されやすいです。こういう理由できちんと働けます!という説明はできるようにしましょう。

複数回の短期離職歴がある場合、面接ではまず間違いなくその期間のことを聞かれますなぜ短期離職してしまったのかは必ず説明できるようにしましょう。

問題は短期離職してしまったことではなく、短期離職の原因を理解していないことです。ここがわからないと、どうしたら次は安定して長く働けるか理解、説明できません。

ここで説明できないと面接官は「この人を採用してもまたすぐ辞めちゃうだろうな」と思ってしまいます。

一番いいのは直近のブランクや短期離職歴の後にアルバイトや通所訓練などで「安定して働ける実績」を作ることです。

難しい場合は、生活リズムがきちんと整っていること、働く準備はできており、そのために取り組んでいることなどを説明できるようにしましょう。

書類選考や面接で見るポイントはどこの会社もそこまで変わらないので、対策すれば書類選考、面接共に通過率は必ず上がります

今休職中の方や転職活動中のあなたがこれを見て何か1つでも参考になったなら幸いです。それでは。

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