こんにちは。
ADHDの人は非常に熱しやすく冷めやすいです。私のことです。
具体的にはどういうことかというと、新しいもの、興味を持ったもの、一度ハマったものにはものすごく熱中します。
今までハマったのはゲーム、ガンダム、銃、化石や鉱石収集、歴史もの、などなど。
ゲームは全盛期だと休日に16時間以上やってましたね。風呂、トイレ、食事以外ずっと画面にかじりついてたことがあります。
今思えば、何であんなに集中してやり続けられたのか不思議でしょうがないです。
私は電気、工学、物理、化学など理系科目はさっぱりわかりません。大学受験も3科目入試で勉強すらしませんでした。
ですが、科学を題材にしたゲームやアニメ、ガンダムなんかはめちゃめちゃ好きです。ストーリーよりもモビルスーツ(人が乗って戦う機体)が好きです。
発達障害関連の本を読んだり調べた事がある方はわかるかもしれませんが、発達障害の人は特定のものがすごく好きだったりします。
強いこだわり、という特性はASD(自閉症スペクトラム障害)の特徴ですが、ADHDの人もすごく好きな何かを1つは持ってる気がします。
こだわりがたまたま勉強や運動など、社会的に賞賛される、または社会で生きていく上で役に立つようなものだと世間からは温かい目で見られることがあります。
しかし、ガンダムがものすごく好きで、モビルスーツの型番を丸暗記しても誰もほめてくれません。
私は10代の多くの時間をゲームやアニメに費やしてしまいました。そこから学んだことはもちろんゼロではありませんが、正直ほとんどないです。
1人用ゲームはひたすら自分と、ゲームシステムとの格闘です。マップを覚えたり、攻略法を自分で編み出す時は頭を使った気がしますが、成績は上がりません。
今は気軽に友達とネット通信を使ってしゃべりながら遊べるゲームが出ていますが、私が子供の頃そんなものはなかったのです。ファミコン世代です。
ですから、ずっと1人でゲームしてました。1人でゲームばかりやってると、友達がいなくなります。ゲームの知識は沢山あっても、友達と話すことがないのです。
当時は人間関係よりゲームが全て、というくらい入れ込んでいたので気にしてなかったですが、今思うとかなりの機会損失です。
学校に行けばみんなそれなりに相手にはしてくれますし、放課後も遊んでくれますが、仲のいい友達はできにくかった気がします。
ふつうの人たちは、TVドラマやお笑いも観る、サッカーもする、習い事もする、友達と集まって遊ぶ、みたいな生活を送っています。
私はゲーム、友達と遊ぶくらいしかなかったので、圧倒的に社会性がなく、話題も少なく、運動オンチでした。
じゃあせめてゲームは達人級にうまいのかというと、そうではありませんでした。
何やっても器用な同級生とストリートファイター2をしたら、ボコボコにされました。ロックマンXも私より上手です。彼はほとんどゲームをしません。
子供ながらに屈辱を味わうと同時に、「おれって何のとりえもねえんだなあ」と感じた記憶があります。
ですが、この事を期に改心して勉強も運動も始めるなんてことはなく、ひたすらゲーム三昧の日々を送っていました。
中高は色々あって運動部に入ったので、以前ほどゲームはしなくなりました。部活仲間と過ごすことが増え、ある程度社会性と運動能力を身に付けました。
あの時運動部に入ってなかったら、まじめに今は対人恐怖症になってたんじゃないかと思います。入ってすぐは嫌で仕方なかったですが。
ゲームをしなくなったとは言えど、ふつうの人からしたら3倍、4倍はやり込んでました。
今でも覚えてるのは、モンスターハンターというゲームです。PSPのゲームで、プレイ時間が記録されます。1番やったシリーズで2800時間ほどやりました。
2800時間と言うのはとんでもない時間です。わかりやすく説明すると、2800÷24=116.6で116日間ゲームしてたことになります。
2800時間あればほとんどの難関資格に合格する計算になります。モンハンじゃなくて税理士の勉強していれば…
モンハンは相当やり込んだので、敵の行動パターンや体力、弱点などほとんど全て暗記していました。おかげで敵なしでしたが、今はただただ虚しいです。
引用:LECリーガルマインド
URL:https://www.lec-jp.com/shindanshi/about/shiken/data_goukaku1.html
ちなみに、難関大学に合格するための勉強時間も2000~3000時間と言われています。あの時間を勉強に回していれば…
過去を悔やんでも仕方ありません。今もストレス解消に少しだけゲームをしますが、当時に比べたら100分の1程度です。
私が言いたいのは、ゲームが悪いということではありません。やりすぎが良くないのです。もう少しバランスを考えてやればよかったのです。
私の場合中毒の対象はゲームでしたが、これが運動や勉強なら親も喜んで応援したでしょう。
熱中するほど好きな物があること自体はいいことだと思いますが、くれぐれも中毒にはご注意ください。
ある時急に魔法が解けたように興味がなくなる日がきたりします。若い時間はお金に代えられない価値があります。
それでは。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
↓よかったらポチっとお願いします。今後の励みになります。
にほんブログ村
にほんブログ村
コメント