こんばんは。Kです。
精神科クリニックの仕事も一段落付きました。
現在は週5日クリニックで勤務し、完全週休2日+祝日休みの中で週1~2日アルバイトをして生活しています。
収入はクリニック+バイトで総支給月40万ちょっとです。
月5~6回バイト入れれば45万近くいきますし、3~4回だと40万行くか行かないかです。
いくらホワイトな環境でも週6日働くのはそれなりに疲れますね。
ただ働いた分対価がもらえるので全然苦ではないです。
焼肉とお寿司が大好きなので食べに行きたいのですが、東京は4度目の緊急事態宣言。
近所の美味しい焼肉屋さんが来週から休業になると聞いてガッカリしています。
欲しいものも特にないので投資信託でも買い増ししますか…
では本題いきましょう。
クリニック就職とは
クリニックとは、いわゆる診療所のことを指します。
『診療所』とは、医師又は歯科医師が、公衆又は特定多数人のため医業又は歯科医業をなす場所であって、患者を入院させるための施設を有しないもの又は19人以下の患者を入院させるための施設を有するものをいいます。
ほとんどのクリニックは入院病床がないので、外来または訪問のみの医療機関と考えていいでしょう。。
クリニック就職について一言で言えば、『天国と地獄』です。
何をもって天国か地獄かというと色々な要素がありますが、一番は待遇でしょう。
経験則ですが、待遇が良い所はスタッフの質もよかったです。
高い給料を出せば沢山応募が来ますから、いい人材も集まりやすいわけです。
クリニックは医師がいて医療を提供しているので、特別な存在に考えられがちですが、
ぶっちゃけパン屋や焼肉屋とそんなに変わりません。
パン屋もまずいパン屋と超人気店がありますよね。
人気店はいい素材を使って美味しいパンを出すから沢山売れて、もっと美味しいパンを作れます。
まずいパン屋は開店当初は売れるかもしれませんが、味が微妙ならお客さんはすぐ離れていきます。
クリニックも一緒で、提供する医療や対応が微妙だと患者さんは離れていきます。
パン屋との違いは見た目から中身の善し悪しがわかりにくいことですね。
パン屋は売れないとすぐ潰れますが、クリニックは結構赤字でもしぶといです。
次の題で詳しく話しますが、借金抱えて赤字のクリニックだけは避けた方がいいです。
良さそうに見えたのに入ったらブラッククリニックだったという話は少なくありません。
今回はクリニック就活と就職を通して知ったホワイト&ブラッククリニックの特徴と、
クリニック就職のメリット・デメリットについてお話しようと思います。
金持ちクリニック・貧乏クリニック
『金持ち父さん貧乏父さん』みたいなタイトルになりました。
これは実際にクリニックで働いてみるとわかるのですが、クリニック同士の格差がハンパないです。
何の格差かというと、ずばり資金力です。お金。
クリニックの開業には飲食店とは比べ物にならないほどお金がかかります。
一般的な内科クリニックで5000万~1億ほどかかるようです。
私の働いている精神科は開業資金がもっとも安いようです。
まあ医療機器何もないですからね。血圧計とサチュレーションと採血器具くらい。
後は椅子・テーブル・PCなのでそりゃそうだよな、と。
ただクリニックは立地が命みたいな部分があるので駅前・まともな物件を選ぶと家賃は高いようです。
私が働いたクリニックの院長は全員口をそろえて『家賃が高い』『家賃を払うために色々やらないといけない』と言ってました。
そんなこんなでクリニックの開業にはお金がかかります。
医師の年収は平均1000万円を超えています。
【特集】医師 × 年収 | 民間医局コネクト (doctor-agent.com)より引用
ですが、これは総支給の話で、税金やらなにやらを除くと手取りは意外と少ないです。
年収1000万だと手取りは大体700万くらいです。
そこからいきなり数千万ポンと出して、かつ毎月スタッフの給料と高額な家賃を払い続けるのは大変なのです。
金持ちクリニックの金持ちドクターに付いていく
クリニックの院長は色んな人がいます。
勤務医で苦労してお金を貯めて開業した先生・代々医師や経営者の家系でお金に困ってない先生・
借金〇億スタートで返済のためにがんばる先生…
結論から言うと、最初からお金持ちの先生についていった方がいいです。
病院から先生に引き抜かれて『ずっと付いていきます!』な人ならともかく、元々赤の他人の先生の元で働く訳ですから、お金に余裕があって待遇いい所を選びましょうよ。という話です。
もちろんお金関係なくめちゃくちゃ性格がいい先生やお金ないけどスタッフのことを考えてくれている先生がいるクリニックなら全然アリです。
ですが、正直よっぽどヤバい先生以外は面接で喋ったくらいでは分からないことも多いです。
性格の合う合わないは運ですから、給料や休日・福利厚生がいいクリニックを選びましょう。
ホワイトクリニックとブラッククリニック
Twitterでもつぶやきましたが、病院はある程度規模が大きく、数十年単位で経営しているところが多いのでナスコミ等のクチコミサイトで簡単に内部情報を知ることが出来ます。
求人ではいいことばかり言ってるのに実際は赤字経営でボーナスカットが横行・常時人手不足で自転車操業…など。
済生会や徳洲会など大手医療法人グループなら働いている人も沢山いますから、人づてに評判を聞くことも可能です。
ホワイト病院を見つけるのは大変ですが、ブラック病院のあぶり出しはわりと簡単です。
規模が大きく・利用者・労働者が多い故にブラック病院はスクリーニング(ふるい分け)しやすいのです。
今思うとそれなりの規模の病院ならそれなりの待遇は約束されてた気がします。仕事キツイけど。
事務仕事は医事課がやってくれますし、申請や手当系は総務課が対応してくれます。
掃除やゴミ捨て、洗濯は業者がやりますし、何かあっても人事部や総務に言えば無視されることはないでしょう。
給料未払いとかボーナスゼロなんていうこともありません。
クリニックは何でもありです。
ブラックエピソードから言えば、業績が悪くてボーナス無しは普通にあります。
事務さんを雇っていないところは雑用から事務、経理まであらゆる仕事をやらされます。
すべては院長次第なので院長がボーナス無しと言ったら無いし、クビと言われたらクビです。
クリニックを継承させる気が無い場合院長が体壊したり歳取って引退しても終わりです。
クリニックとはそういうものなのです。
ホワイトエピソードでいくと、一般企業や病院ではありえない待遇や福利厚生があったりします。
特定されそうなので一部内容を変えますが、誕生日月にケーキをホールでくれる・毎週ウーバーイーツを無料で頼める・毎月外食をおごってくれる・季節ごとに焼肉や飲み会が全部経費で参加できるクリニック(もちろん強制ではないし、参加しなくても何も言われない)。
患者さんが1人増えるたびに給料〇円UP・仕事覚えたらいきなり時給500円上げてくれるとこもありました。
美容だとめちゃくちゃ破格の値段で美容施術を受けられたりとか。
よくも悪くも振れ幅が大きいのがクリニックの特徴かなあ、という感じです。
ホワイトクリニックの探し方
結論からいきます。
ホワイトクリニックはホワイト病院(数百床)より探すのが難しいです。
まさに河原で砂金採りをするくらい難しいと思います。
なので基本は病院と同じくブラッククリニックをはじいて消去法で探します。
ブラッククリニックの特徴としては、
・メールの連絡が遅い (院内の報連相もいい加減)
・採用担当者の対応が威圧的・偉そう (採用担当=院長・事務長とは就職したらずっと仕事することになるため、ストレスの原因になる可能性大)
・やたら給料が低い、休日が少ない (人手不足・赤字経営)
・スタッフの年齢層が固定化している (ベテランが私物化、やりたい放題)
・院内(トイレ・壁や床・椅子など)が汚い(内装にかけるお金がない・スタッフがずさん、適当)
・ホームページが古いまま(業者に頼むお金ない・スタッフも興味ない)
・受付の電話対応が悪い(スタッフ教育ができてない・誰も注意しない・程度の低いスタッフと仕事することになる)
・謎の自費診療をしている・謎の精神論・根拠のない治療法を堂々とHPに載せてる
(某反ワクチン系のクリニックに多いようです)
分かりやすいのはこの辺でしょうか。
当てはまる場合は就職の候補から消していくと最悪の事態からは免れることができると思います。
運悪くブラッククリニックに当たってしまった場合は、とにかく素早い撤退が一番です。
ホワイトクリニックの特徴
ホワイトクリニックの特徴はブラックの反対と言えば分かりやすいですね。
・連絡が早い、丁寧
・給料が高い、ボーナスも多い
・休日が多い(120日~)
・スタッフの年齢層が均等
・院内が綺麗
・ホームページが新しい
・電話対応が丁寧、親切
・求人が速攻で埋まる・募集人数が少ない・高倍率(ホワイト故に誰も辞めないから)
あとは、SNSやブログの運用をきちんとしているところもホワイト率が高かったです。
やればわかりますが、企業のSNS運用って結構めんどくさいんですよ。
毎日更新しているようなクリニックはスタッフがやる気あって、クリニックも活気があることが多かったです。
40~50代のスタッフしかいない職場は公式SNS運用なんかやりませんからね。
私が知っている超ホワイトクリニック2つはどちらもSNS運用しており、更新頻度も高かったです。
SNSやってるからホワイトとは言えませんが、1つの指標にしてみてもいいかもしれません。
ひとまず今回のクリニック特集はここまでとします。
またネタが入ったら記事にしたいと思いますのでよろしくお願いします。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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