オープン就労とクローズ就労について

看護

おはようございます。

今日は6:00起床。せっかく5時起きのリズムを作れてたんですが、

6時起きに体が慣れてきてしまったようです。

いつもはスマホ+目覚まし1台で運用してるんですが、明日から目覚まし2台にしようかな。

ではタイトルについて書いていきます。

オープン就労・クローズ就労とは

オープン就労・クローズ就労とは、

自身の障害を企業に開示して就職をするかどうかを指す言葉になります。

元々は身体障害・精神障害を持つ方が使われていた言葉ですが、

最近は発達障害・うつ病・適応障害等の精神疾患の既往(精神科や心療内科の通院歴)がある方が

その事を会社に黙って就職するかどうか、という意味もあるようです。

オープン就労の場合、書類選考・または就職面接の時点で自分の障害について開示することになります。

クローズ就労の場合、障害の無い人と同じ様に就活→就職して働くことになります。

それぞれメリット・デメリットがあるので、簡単にご紹介していきたいと思います。

オープン就労のメリット・デメリット

まずは、オープン就労からです。

書類選考・または面接の時点で初めから障害の事を開示して働く方法になります。

オープン就労もざっくり2種類の働き方があります。

障害者雇用枠か、一般雇用枠かということです。一般的にオープン就労と言うと、障害者雇用枠での就職を指します。

現在は障害があることを伝えた上で一般雇用枠での就職を希望する場合も、オープン就労と呼ばれます。

オープン就労のメリット

障害者雇用枠での就職の場合、会社側は就職希望者が障害者だと分かっています。

こちらも障害があることを隠す必要がありません。

主なメリットとしては、

・障害を隠して働く必要がない

・障害が理由で職務に支障を来した場合でも配慮を受けられる

・障害者雇用枠で大企業に就職できる可能性がある

・障害者雇用促進法の保護を受けられる

デメリットとしては、

・一般雇用枠よりも求人数がかなり少ない

・給料水準が低い

等が挙げられます。

障がいのある方が就職する際のポイントとは?|お役立ち情報|障がい者雇用・就職支援の株式会社エスプールプラス (spool.co.jp)

オープン就労の最大のメリットは、障害を隠さなくていい事です。

例えば私の様に不注意型ADHDの場合、隠して働いても確実にボロが出ます

オープン就労であれば周りもADHD特性による不注意だと分かっているので、ミスを見つけた時点で指摘してくれたり、

ミスが起きやすい部分を事前に教えてくれるミスが起きてもフォローを受けられるいった配慮がなされます。

障害者雇用の場合、業務内容・業務量・トラブル時のフォローが約束されているのは大変なメリットです。

一般的には就職が難しいと言われる大企業にも、障害者雇用枠で入れる可能性があります。

障害者雇用促進法については、説明が難しいのですが、ざっくり言うと

従業員を43.5人以上雇用している事業主は、障害者を1人以上雇用しなければなりません

ということ。これにより大企業ほど一定数の障害者を雇う必要があるのです。

事業主の方へ|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

これは障害者雇用枠での就職を希望する人にとってはチャンスです。

大企業の方が経営が安定・資金力がある場合が多いので、より高い給料・福利厚生を受けて働ける可能性があるからです。

以上が障害者雇用枠でのオープン就労を目指す場合のメリットです。

一般雇用枠でのオープン就労

一般雇用枠でのオープン就労を目指す場合は、かなり茨の道になることを覚悟した方がいいです。

なぜ茨の道なのか。それは一般雇用枠だと障害があるからと言って契約条件が変わらないからです。

障害があっても無くても契約条件(給料・休日・福利厚生等)が変わらない以上、雇う側は慎重になります。

同じくらいの能力があり、人格的に問題がなければ、雇う側は障害の無い人を選ぶでしょう。

その方がリスクが少ないからです。

例えばうつ病の既往があり、うつが原因で前職を退職したことをオープンにした場合、

雇う側は『この人はうちで雇ってもまたうつ病で退職・休職するんじゃないか』と考えます

一般雇用枠でのオープン就労最大の壁は、恐らく就職試験・面接の突破でしょう。

ですが、障害をオープンにした上で一般雇用枠で雇ってもらえた場合、

障害者雇用枠での就職よりも賃金が高く、生活水準は安定する可能性が高いでしょう。

他の一般雇用の方と同じ待遇給料をもらいながら、合理的配慮を受けられるのは非常に大きなメリットです。

クローズ就労のメリット・デメリット

次はクローズ就労についてです。

クローズ就労とは、職場に障害のことを開示せずに働くことです。

ちなみに面接の際に職場側から障害や精神科受診等の有無について聞かれた場合は原則答えなければなりません

嘘を付いて就職して、後から嘘がバレた場合、経歴詐称や虚偽の申告でクビになる可能性があるからです。

とはいえ、実際は精神障害・発達障害・精神科既往歴があっても黙って一般雇用枠で就労されている方は沢山います

クローズ就労のメリット

障害を開示せずクローズ就労する主なメリットとしては、

・幅広い職種・求人数がある

・オープン就労より賃金が高い

デメリットとしては

・職場からの合理的配慮が期待できない

・障害の特性でトラブル・ミスが起こっても自己責任になる

・通院のために休みが取りにくい

・障害なしで雇用されている前提なので、業務量・業務内容が負担になりやすい

・過労・業務上のストレスで障害が悪化、精神疾患が再燃する可能性がある

などが挙げられます。

オープン就労とクローズ就労の違いやメリットを徹底比較 | 就労移行支援事業所ニューロワークス (neuroworks.jp)

デメリットを沢山挙げましたが、脅しではなく実際クローズ就労で働き続けるのは大変です。

どこかで致命的なトラブルに発展する前に、周りで支えてくれそうな人に開示するのはありかもしれません。

入社してある程度信頼を得てから面談などを行えば意外と理解・配慮してくれる会社もあります。

以上、オープン&クローズ就労についてざっとお話させていただきました。

オープン就労希望の場合は、就労支援・リワーク・ハローワークの支援などを活用されることをおすすめします。

私は特定の就労支援事業所を勧めることはしないようにしています。

紹介はしませんが、グーグルで検索すれば障害者雇用・障害ありでも一般雇用で就労支援をしてくれる事業所はいくつかあります。

興味のある方は探してみて下さい。

ここまで読んで下さりありがとうございました。

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