精神科受診を検討されている方へ

看護

おはようございます。

今日は5:00に起きられました。余裕持ってブログ書けそうです。

今回は精神科を初めて受診される方へ、初診の流れをご説明します。

精神科を初診で受診する場合の流れ

精神科を受診する場合、初診は基本的に電話またはWebでの予約が必須となります。

クリニック受付運用の5つのパターン | 診療予約システムを選ぶ前に (medicalforest.co.jp)

これはほぼ9割以上の精神科に当てはまるのではないでしょうか。

例えば皮膚科なら、ニキビやケガを見て症状の程度を判断しますが、精神科は見た目で症状と病名の判断が付きません。

もちろん容姿・整容の状態やアルコール臭がしないか・リストカットの跡が無いか等は確認します。

しかしそれ以外に、本人・家族から症状や家族歴・生活歴・既往歴などを聞かないとどうにもならないのです。

精神科に来る患者さんは事情が複雑な方が多いので、聞き取りに時間がかかります。故に予約制なのです。

精神科に電話をかけると、必ず症状を聞かれます。

ご事情は色々あると思うのですが、まずは具体的な症状を伝えて下さい。

(気分の落ち込み・イライラ・不安などの精神症状、頭痛・吐き気・めまいなどの身体症状も合わせて)

他に必要な事があれば病院側から聞かれるはずです。

他に聞かれるのは、精神科の受診歴・現在何か薬を飲んでいるか・最近血液検査や心理検査等を受けたか・お薬手帳はあるかetc。

ここは正直に答えましょう。隠してもお互いにとって良いことがありません。

最近まで他の心療内科や精神科に通っていた場合、紹介状が無いと受診できない場合があります。

もし転院をお考えの場合、必ず前に通っていた医療機関から紹介状を取り寄せておきましょう

そして名前・年齢・連絡先等を伝えた後、何月何日の何時に予約を取るかという話になります。

無事予約が取れると、『では何月何日の◎時にお越しください』と言われて電話は終了です。

受診当日は、まず問診表を書く必要がありますので、予約時間より5~10分早めに行くことをおすすめします。

精神科の中には問診表を書く時間も込みで患者さんに予約時間を伝えているところもありますので、確認しましょう。

初診当日の流れ

初診当日は、病院側から言われた物を持って向かいましょう。

ほとんどすべての精神科は保険診療ですので、保険証が必要になります。

保険証を忘れると自費になるか、受診出来ない病院もあります。

退職や転職で保険証切り替え中の場合は、必ず予約電話の時点で相談してください。

他にも検査結果・お薬手帳などがあれば提出しましょう。

問診表を書く

受付まで行くと問診表を渡されて、書き終わったら受付に提出します。

問診表で聞かれた内容は一通り答えてほしいのですが、あまりにも書く時間が長いと診察時間に食い込みますので注意。

精神科は緊急連絡先を書きたがらない方が非常に多いです。気持ちは分かりますが…

しかし、どうしても本人と連絡が取れない場合や、本人の病状悪化時に必要になりますので、必ず書いてほしいです。

こちらも仕事ですから、本当に必要な時以外は連絡しませんし、個人情報を緊急連絡先の方に勝手に話すことは決してありません

問診表を書いて受付に渡したら、後は呼ばれるまで待合室で待ちましょう。

医療機関によっては、診察前にインテークと呼ばれる聞き取りの時間を設けている所があります。

インテーク【知っておきたい福祉の用語】|介護求人ナビ (kaigo-kyuujin.com)

インテークでは、看護師・心理士等の専門職者が患者さんと別室で、診察前にご事情を伺います。私も看護師として行っています。

医師の診察はどうしても時間が限られてしまいますので、事前に必要な情報を収集・整理する役割があります。

患者さんに伺うことは、主に身体・精神面の既往歴(今まで大きなけがや病気をしたことがあるか)・家族歴・現病歴・

今飲んでいる薬はあるか・アレルギーの有無・睡眠・食事はとれているか・妊娠の有無(女性のみ)治療に対する希望など

一通り伺った後は、パソコンに必要な情報を整理して、診察前に先生に伝えます。

患者さんは待合室へ戻って診察を待つことになります。

いざ、診察へ

診察の順番になると、スタッフまたは先生から直接呼ばれて診察室に入ります。

椅子に座って、基本的には先生からの質問に答えれば問題ありません

医師はあなたと会うのが初めてですから、インテークや問診表で伝えきれなかった部分、重要だと思われるところは必ず口頭で伝えましょう

保険診療の場合、診察時間は長くても30分程度です。意外と短く感じるかもしれません。

緊張して話せなさそうな方は、どうしても伝えたい事をまとめておいてもいいかも。

診察の中ではあなたの病状に対して、精神科医から見た状況や治療の方針、薬が出る場合はリスクとメリット等を説明されます。

必要があれば診察の後に採血を行うかもしれません。

診察が終わると待合室で待つように言われますので、お会計で呼ばれるまで待ちましょう。

初診だといくらかかるのか?

保険診療の精神科であれば、大体値段は決まっています。行った診療内容によって取れる保険点数が決まっているからです。

初診で薬が出た場合、大体2500~3000円前後でしょう。

診断書が出た場合は書類代が自費なので、+3000~5000円程度。(地域によってだいぶ値段違うかも)

血液検査まで行うとこちらも保険が効いて+3000円程度だと思ってください。

お会計が終わると、次回の予約を取って終了になります。

先生も人間ですから、休診の日があります。必ずいつお休みかは確認しておきましょう。

診察後に予約の変更やキャンセルをしたい場合は、電話(またはネット)で連絡をしましょう。

無断キャンセルは他の患者さんや医療機関に迷惑がかかりますのでやめましょう。

以上、精神科受診の流れをざっくりご紹介しました。

ここまで読んで下さりありがとうございました。

↓よかったらポチっとお願いします。励みになります。

にほんブログ村 病気ブログ 看護師・ナースへ
にほんブログ村 にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 注意欠陥・多動性障害へ
にほんブログ村 にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 大人のADHDへ
にほんブログ村 にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村 PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント