
1.【“最後の砦”のはずだった】
支援機関で紹介されたA型作業所。
「ここは最低賃金出ますし、就労訓練にもなるので」って、まるで救いの場みたいに言われたけどさ。
こっちはもう就職もできず、履歴書も真っ白、心もズタボロでさ。
「ここがダメなら、もう後がない」って思いながら、希望ぶら下げて面接に行ったんだよ。
そしたら、にこやかな所長が言うんだよね。「うちは“やる気がある人”を求めています」って。
それ、面接で一番聞きたくないフレーズ。
2.【「簡単な軽作業」って嘘だった】
いざ入所してみると、作業は「誰にでもできる」と言いつつ、手順がやたら複雑。
でも教え方は超雑。
「横の人の見て」って丸投げ。
ADHDの俺には地獄だよ。複数手順、曖昧な指示、説明なしの空気読み。
で、当然つまづく。
「まだ覚えられないの?」「みんな最初は戸惑うけど、ここまでじゃなかったよ?」
――はい、出ました。「みんなできるのに」。
それ、何度刺されたか分からないセリフ。
3.【空気が冷たくなっていく日々】
毎日出勤しても、何か間違えるたびに指導じゃなくて「呆れ顔」。
次第に仕事も減っていく。
「今日は見学だけでいいよ」「体調悪そうだから、休憩してていいよ」
――それってつまり、「邪魔だから端っこで黙ってろ」ってことでしょ。
それでも通うよ、だってここしか居場所ないもん。
でも、空気が明らかに「いない方がマシ」になっていくの、こっちは肌で感じてる。
4.【“継続困難”という名のリストラ】
ある日呼び出されて、こう言われた。
「体調や能力面を考慮しても、ここでの継続は難しいかと」
まるで俺が自ら辞めたほうがいいみたいに、やんわりと、でも確実に追い出される。
就労移行もダメ、一般企業もダメ、で、A型すらも居場所じゃなかったってさ。
しかもこの業界、あらかじめ“利益にならない人”はじわじわ削ってくるんだよね。
やり方が直接的じゃないだけで、めちゃくちゃ残酷。
5.【「働けてよかったですね」って誰が?】
A型で働けること自体が“ありがたい”みたいな空気あるけど、
実態は“健常者が管理しやすい障害者を囲う施設”でしょ。
指示通りに動ける、空気読める、早く作業できる。
その“できる人”だけが残って、賃金も出て、継続できる。
じゃあ俺みたいに、抜け漏れ多い、理解遅い、気を遣わせるタイプは?
そっとフェードアウトさせられるだけ。
でも記録には「○○さん、支援しました」で済むんだよね。笑える。
6.【どこにも居場所がない人間の末路】
結局、“簡単な仕事”ですら拒まれた人間ってどうすんの?
B型? 最低賃金も出ないよ? 生活どうすんの?
働けない。でも、障害年金も通らない。
スキルもない、履歴もボロボロ、支援も終了済。
もう“人間”として見られてない感あるよ。
ただの社会の“流れ作業に乗れないバグ”。
それがA型すら無理だった俺の今。

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