おはようございます。
寒くて布団から出られず6時起きになってしまいました。
ブログ書く用の時間が取れないので短めにいきます。
現在の室温22℃。寒すぎる…
一昨日まで28℃あったんですけどね。急に夏から冬になった気分。
『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』を読んで
タイトル通りの小説を読み終わりました。
麻布競馬場さんというTwitter文学と呼ばれるジャンルのツイートをされている方をフォローしてるんですが、
その方が初出版された本です。
全20話の短編が収録されており、どれも世間一般で言う高学歴(最低でもマーチ・早慶・東大京大)の人物が主人公になっています。
出身は地方・都内様々ですが、共通しているのは、東京に未練や執着があること。
周りからは高収入・高学歴で何一つ不自由がないように見えて苦悩している・幸福を感じていないこと。
主人公たちの年齢は20代後半~30代前半に設定されていること(作者もこの位の年齢層っぽい)
東京の名門大学に入ったはいいものの、勉強ばかりしてきた為に恋愛・仕事・家庭が上手く行かない。
実家が貧しくて周りの実家が太い人たちと自分を比べてしまう。
毒親のせいで高学歴・高収入・モテたとしても虚しさが消えない。
などなど。
元々万バズ(ツイートした内容が1万いいねを超えること)を連発していたTwitter小説等を書かれていたので、
面白いかなと思って読んだのですが…
私は学歴も家庭環境も何もかも違いすぎて『こういう世界もあるんだ』『高学歴で自分の倍の年収もらっても悩んだりするんだ』
と終始別の世界を見ている気分で終わってしまいました。
出てくるのはほとんど麻布・銀座・六本木・豊洲などの高級住宅地か、
丸の内・新橋・品川などの大手企業が入ったオフィス街。
出てくる人たちの就職先もメガベンチャー・メガバンク・財閥系(三井・三菱・住友など)企業が多いです。
就活の時就活フィルターで落とされるのが分かってたのでそもそも受けなかった所ばかりですね。
大学に入ると分かるんですが、日東駒専はマーチ落ち・マーチには早慶上智落ち・早慶は東大京大・旧帝国大学落ち
といった、ワンランク~2ランク上の大学に落ちて滑り止めで入ってきた学生が沢山います。
なので受験の時は自分が受けたい大学よりワンランク上の学生が相手だと思った方がいいのです。
医療従事者は実力があってなんぼの世界なので、学歴はあまり関係ありません。
傾向として、優秀と言われる大学卒の人は頭の回転が速く優秀だな、と思う人の割合が高い気はしますが。
医師の世界や看護師でも大学院位まで行くと学歴によるヒエラルキーみたいなのがあるようです。
この本で言われているほど学歴で悩み、一生比較し続ける人生…にはならないでしょう。
学歴・職歴・出自がこの本の主人公たちと被っていて、20代後半~30代前半の方には刺さる内容かもしれませんね。
難解な文章ではないのですぐ読み終わります。
多分この本を買う人は少なからず東京のことを知っていると思うんですが、東京の地名・店名がかなり出てくるので、
東京に住んだことがない・詳しくないとそもそも何を言ってるか分からないです(笑)
東京に10年以上住んでいた私でも???となる部分が多かったです(高いお店ばかり出てくるので、全然わからない)
麻布~赤羽橋の辺りをランニングする描写が出てくるんですが、あの辺の微妙な違いは行ったことないと絶対わかんないですよ。
私も就活とドライブで行ったことあります。
どの話も終始ルサンチマンというか、皮肉・諦め・嘲笑・嫉妬・羨望なんかをぐちゃぐちゃに混ぜて薄めた雰囲気が漂ってます。
ルサンチマンとは [単語記事] – ニコニコ大百科 (nicovideo.jp)
あえて鬱系の話や胸糞話が好きな方はぜひ読んでみて下さい。
再度強調しますが、東京に詳しくないと読んでも何言ってるか全然わかんないですよ。
今日は寝坊して出勤まで時間が無いので終わりにします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
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