【ご報告】精神科看護師になります【進路】

看護

こんにちは。Kです。

また前回の投稿から数日空いてしまいました。

実は私生活の転換があり、7月から精神科で働くことになりました。

応募して内定頂いておきながら自分で驚いています。

精神科って何勉強したらいいんだ』と慌てて本やらネットで情報を集めているところです。

私と精神科の接点

私は新卒の時、精神科は興味はあったのですが一切受けませんでした。

大卒後にうつ病を発症した経験もあり、メンタルがやられると回復に長期間かかること、

仕事や日常生活に大きな支障が出る事を知っていたため、世の中で今まさに辛い想いをしている人を支援する仕事には関心があったのです。

しかし看護学校に入ってからはそんな志も低くなりました。

よく調べもせず、何となく『新卒で行くところじゃない』『医療行為が少ないから使えない看護師になる』と思っていたのです。

失礼にも程がありますね。無知は恐ろしいものです。

私は専門3年生の7月に総合病院に内定をいただいたこと、看護学生時代仲のいい友人に精神科志望が誰もいなかったこともあり、精神科への情報収集はそこで終わってしまいました。

病院に入職してからは毎日が忙しく、日々の仕事のことで精いっぱいでした。

自科の勉強で手一杯でしたが、仕事をしている中で病んでいく同期や患者さんを見て『心のケアはどこへ行っても必要』だと感じるようになってきました。

ただそれを仕事にするとなると…という気持ちはずっと残っていました。

退職、そして転職

そして来る令和3年〇月。

私は仕事を辞めることにしました。

直接の原因は『職場の人間関係が最悪だった』ことで『日常生活に支障を来すレベルでの体調悪化』があったからです。

給料は激安でしたが専門性のある部署でしたので仕事は好きでしたし、面白かったです。

患者さんとの関係も良好だったと思います。

ですが今のメンタル、体調で人の命を預かるのは無理だと感じたので辞める事にしました。

異動の話も出たのですが、いい機会なので転居してガラッと環境ごと変えることにしました。

この転居が良かったのか、すっかり体調、メンタル共に復活しました。

お金を稼がないと生きていけないので、転職活動も始めました。

病院、クリニック、訪問など幅広く応募して、内定を頂いたのが精神科だったのです。

ここまで引っ張りましたが、実は有床病院ではなく精神科&心療内科クリニックです。

正直、『臨床看護技術』は採血くらいしか使いません

一応救急用の薬剤などはありますが、ほぼ使わないそうです。

前職では外用薬塗布、注射、点滴、採血、血培、ガス、医師の処置介助など何でもやったので技術的な成長は一切ないのです。

以前の私なら『看護師として終わってる』『使えない』と考えたことでしょう。

臨床技術は出来るなら出来るに越したことはないと思ってますが、『出来なければいけないとは思わなくなりました

そもそも技術は普段から使う場所にいないととっさに出来ませんし、忘れてしまいます。

またいつか使うことになったらその時覚えればいいや』と開き直ることにしたのです。

それよりも、『精神科でしか出来ないこと』『精神科だから出来る事』をしようと考えています。

ストレスで体調を崩しているが、無理して働いている

体を動かすのも辛くて家から出られない。病院の予約もできない

精神科は抵抗があって電話しずらい。』

これらは一例ですが、『受診が必要なのに受診まで繋げられていない人』『必要な医療を受けられていない人』を支える・つなげる仕事がしたいと考えています。

今どきの精神科やメンタルクリニックは外来受診+訪問診療もやってたりするのですが、私の転職先はまだそこまで体制が整っていません。

ですが、スタッフの意見はかなり汲んでくれる職場ですので、いずれは自宅で困っている患者さんの元まで行けたらいいですね。

精神科クリニックの仕事

正直、精神科、しかもクリニックとなると看護業務はほとんどありません

これは紛れもない事実なので隠してもしょうがないのです。

では、時間的にも体力的にも余裕のある状態で何をするか

私は情報発信』『信頼してもらえる病院作り』に力を入れたいと考えています

実際に診療にあたるのは精神科の先生で、カウンセリングは専属の心理士さんが行います。

治療と相談に関してはプロがいますので、看護師はあくまでそれらの補助をする形になります。

きちんとした治療を受けられることは病院としては当たり前で、+αの付加価値が欲しいのです。

具体的に言うと、施設の綺麗さ接遇、受診・相談のしやすさなど。

患者さんが受診したい、また来たいと思ってもらえる病院作りをしたいです。

そして、まだ受診まで至っていない患者さんにクリニックの存在を知ってもらう事。

そもそも選択肢に入っていなければ選んでもらう事すらできません。

都内だと、精神科クリニックは至る所にあります。

受診して薬もらうだけなら私の所でも、他のクリニックでもいいのです。

せっかく採用していただいた身としては、自分の職場を『地域で一番人気のあるクリニック』にしたいですし、同業者のクリニックとは差を付けたいのです。

もちろんそれはクリニックのためでもあり、何より患者さんの為だからです。

私自身精神科や心療内科を何件も受診して、ヤバいクリニック=ヤバクリがあるのも知っています。

だからこそ余計に自分の職場はヤバクリにしたくないし、心身ともに疲弊しているのに時間とお金をかけて受診してくださった患者さんをがっかりさせたくないのです。

精神科の勉強は看護学生ぶりですので、こんな大見得切ったからにはきちんとやらなくてはいけません。

今後は勉強もかねて精神科や心療内科関連の記事多めで発信していきたいと思います。

どうか温かく見守っていただけますと幸いです。よろしくお願いします。

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