ADHDと人生のレベル上げ

看護

こんにちは。

私は、ドラクエ(ドラゴンクエスト)、FF(ファイナルファンタジー)、テイルズ(テイルズオブシリーズ)といったRPGが大好きです。

これら3シリーズは7割以上プレイ済みです。隠しボスもほとんど倒しました。

3シリーズに共通しているのが、仲間と協力する・レベルを上げる・職業(役割)がある、ということ。

30代になった今ならはっきり言えますが、ほとんどのゲームは人生の役に立ちませんでもめちゃめちゃ楽しいし、面白いです。

やりすぎに注意すれば、娯楽としては文句ないと思います。RPGはもう時間がなくてやれませんが、ゲームは今でも好きです。

人生のレベル上げをサボっていた話

アクションゲーム、FPS(銃で撃ちあうゲーム)は苦手ですが、RPGはわりと得意だと自負しています。

RPGの流れは、ザコを倒してキャラクターのレベルを上げる・お金やスキルポイントを集めて装備、スキルを揃える・連携してボスを倒すの繰り返しが基本です。

私はギリギリで敵に勝つのはあまり好きではありません。絶対負けないようにレベルを上げ・装備・アイテムを整え、魔法や技を覚えてから戦いに行きます

ほとんどのRPGでは、戦いに負けるとペナルティがあります。お金が0円になる・経験値が取られる・やられた仲間を復活させるのにお金がかかる・など。

つまり、1度の戦いで勝つ方がいいわけです。ボスは負ける度にボスがいるところまで行って戦う必要があるので、時間ももったいない。

ですから、ターン制のRPGならHP(体力)、MP(魔法や技を使うための力)を管理して、余裕を持って勝てるように考えてから挑戦するのです。

今はネットですぐに攻略情報が見られるので、ゲームをクリアするのはとても簡単になりました。敵の使う技・HP・弱点まで全部載っています。

むしろ攻略を見すぎると一気につまらなくなるので、飽きそうな時はわざと攻略を見ないようにしています。

子供の頃は攻略サイトなんてなかったので、自分なりに試行錯誤しながらボスに挑んでました。

まず物理と魔法攻撃、どちらが効くか。弱点は何か。敵の攻撃パターン、技の威力はどれくらいなのか、などを確認しながら手探りで戦います。

ダンジョンのマップも白い紙にエンピツで書いてました。大体ダンジョンにはレアアイテムがあって、取り忘れがあると困るからです。

そんな感じで攻略本がなくても、毎回自分の力でゲームクリアまでたどり着けたのです。

そんなゲームジャンキーのまま高校生になって、ある日、重大な事に気が付きました。

今まで100本以上のゲームをクリアしてきましたが、私は自分自身の人生のレベル上げを全然してこなかったのです。

子供のころからゲームばかりしてきたので、私自身のステータスは非常に低いままでした。

運動音痴・バカ・不器用・特技なし。ゲームのRPGでこんなキャラがいたら即スタメン落ち、ベンチ要員です。

ふつうの人なら、自分の状況に危機感を持つ・向上心がある・やりたいことがあるといった理由で自分自身のレベル上げをするはずです。

ですが、私はキツいことはしたくなかったし、何をやっても上手くならないので早々に努力を放棄していました。

高校は今でいうヤンキー校・底辺校でした。周りのあまりのやる気のなさ・だらしなさにナマケモノの私も「さすがにこれはヤバいぞ」と思いました。

そこから少しずつ自分自身の「レベル上げ」に興味を持ち始めたのです。

RPGを参考に人生の立て直しを図る

ただ、高校生の時点で私はやりたいことが何もありませんでした。

毎日朝早く出勤して夜遅く帰ってきて、つまらなそうにしている父を見て、漠然と「働きたくないなあ」と思ってました

サラリーマン家庭ですし、実家の家業を継ぎたい!というのも無かったのです。

このまま働いたら残りの人生、一生父親のように毎日満員電車に揉まれて生きるのか?と思い、時間稼ぎも兼ねて、ひとまず大学に進学することにしました。

今思えば父は私の高い学費を払って、家族を養うために一生懸命働いていたわけですが…そこは大変感謝しています

大学に入ってからはゲームもやってましたが、読書に目覚めて年間100~200冊くらい本を読むようになりました。

それでも4年間で心からやりたい事は見つかりませんでした。

大学生になってからは意識して自分を変えたいと思うようになったので、今までやってない事にチャレンジしました。

見た目を変える・インターンシップに参加する・アクティブな趣味を始めるなど

RPGでいうと、装備を変えて、基礎ステータスを上げようとしたわけです。

おかげでかなり人見知りは改善され、社交的になりました。新しいことにチャレンジする時の抵抗感もこの頃からなくなりました。

その後就職して、いわゆる誰でもできる仕事をしました。社交性や社会人マナーは多少覚えましたが、みんな社会人になってますから、どんぐりの背比べです。

この時23,24歳ごろ。相変わらず不況なので、私は自分の将来が不安になってきます。

このままこの仕事をしていて、未来はあるのか?運転免許位しかない状態で失業したら次はないんじゃないか?

そう思って、専門技能が必要な仕事に転職することを決めたのです。

人生を賭けたジョブチェンジ

転職する際に考えていたことは、いくつかありました。

  • 今の仕事と違う業界であること
  • できれば資格職、もしくは技能職であること
  • 数十年、もしくは一生働ける仕事であること
  • 収入が日本人の平均、もしくはそれより上であること
  • 今から1年以内に方向転換できること、仕事が軌道に乗るまで3~5年程度であること(20代のうちに)
  • 私の能力的に実現可能な範囲であること

などです。この時私は精神的にも肉体的にもわりと疲れており、ギリギリの状態でした。

追い詰められた状態だったからこそ、あそこまで真剣に将来を考えて実行に移せたのだと思います。

結果、医療業界に足を踏み入れることになり、今日に至ります。

この決断をする時、私は何個か自分にルールを決めました。

  • 転職するまで、ゲーム(娯楽)は封印する
  • 1年以内に結果が出せなかったら、転職はしない
  • 上手くいくまで、誰にも自分の計画は話さない

他にもあった気がしますが、忘れてしまいました。(笑)

特に重要だったのは、ゲームを封印する事ですね。どうしても自分の意思では止められなかったので、携帯ゲーム機は売り、大きいゲーム機は友達に無料で貸しました

期限を決めるのも大事です。1年頑張ってダメなら今の会社のまま働くつもりでした。

最後の、「誰にも計画を話さない」は途中で周りにバレてしまいます。友達の誘いなども断っていたら、問い詰められて白状しました。

この時はめちゃくちゃバカにされたり、無理だと笑われました。私は逆にカチンと頭にきて「絶対見返してやる」という気持ちになりました。

両親は気づいていたようですが、最終的にうまくいってから報告しました。

こんな感じで人生を賭けたジョブチェンジに成功した私は、そこから何とかノラリクラリと生きています。

別に資格なんかなくても、いくらでも生きてはいけるはずですが、私は自分の腕だけで戦う自信がなかったのです。

そして学び直し好きオジサンへ

この経験を機に、スキル・経験・資格をたくさん習得しようと思うようになりました。

手当たり次第に取ればいいわけではないですが、自分の興味・適正・難易度なんかを考えて受験しています。

登録販売者を取ったおかげで市販薬や漢方にはずいぶん詳しくなりましたし、英語と中国語を習って外国人の友達もできました

ITパスポートはそれ自体だと役に立ちませんが、どうしたら資格試験に受かるか?というノウハウの1つは学べました(1番最初に取った)

こんな感じで、勉強して無駄に終わったものは何一つありません。

岸田総理も「リスキリング(学び直し)」を推奨してますし、勉強し直すのに何歳からでも遅いという事はないと思います。

資格試験の当日に周りを見渡すと、若い人は10代、年配の人で60、70代くらいの人もいます。

今月も1つ資格を取りましたし、来月も1つ受験します。もはや趣味みたいなものです。

難しい資格(弁護士、会計士など)は合格まで何千時間もかかりますが、ほとんどの資格の必要勉強時間は1000時間以内です。

1日1時間でも1~2年やれば受かる資格が大半ですから、恐れずにチャレンジしてみるのもいいと思いますよ。

コツは簡単な資格から徐々に難易度を上げることです。最初から難しい資格に落ちると、心が折れます。(笑)

というわけで、RPGの話から学び直しまでお話しました。何か1つでも参考になれば幸いです。

それでは。

ここまで読んで下さりありがとうございました。

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